薬剤耐性対策(AMR)
HOME 薬剤耐性対策(AMR) 記事一覧 AWaRe分類 AWaRe分類
2024-10-22AWaRe分類
AWaRe分類
AWaRe分類
Access(使用を推奨する経口抗菌薬):日本承認抗菌薬
アモキシシリン(AMPC)、クラブラン酸/アモキシシリン合剤(CVA/AMPC)、セファレキシン(CEX)、クリンダマイシン(CLDM)、ドキシサイクリン(DOXY)、メトロニダゾール(MNZ)、ST合剤
経口第3世代セファロスポリン系抗菌薬の投与リスク8)
乳幼児/高齢者などのもともとカルニチンが低い層への投与により、重篤な低カルシウム血症(低血糖/痙攣/脳症など、後遺症に至る症例報告もあり9)
経口フルオロキノロン系抗菌薬の投与リスク
高齢者/動脈硬化性疾患/コラーゲン異常症などを有する患者への投与により大動脈瘤/大動脈解離リスク増大。
経口マクロライド系抗菌薬の投与リスク10)11)
心血管系疾患の患者へのアジスロマイシン投与により心血管系死亡リスク約3倍、クラリスロマイシン投与により心血管系死亡リスク増加。
「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン(2023-2027)」では、2020年の水準から2027年までに人口1000人あたりに1日抗菌薬使用量を15%減少、経口第3世代セファロスポリン系抗菌薬40%減少、経口フルオロキノロン系抗菌薬30%減少、経口マクロライド系抗菌薬25%減少を成果指標2)としています。
アモキシシリン(AMPC)、クラブラン酸/アモキシシリン合剤(CVA/AMPC)、セファレキシン(CEX)、クリンダマイシン(CLDM)、ドキシサイクリン(DOXY)、メトロニダゾール(MNZ)、ST合剤
経口第3世代セファロスポリン系抗菌薬の投与リスク8)
乳幼児/高齢者などのもともとカルニチンが低い層への投与により、重篤な低カルシウム血症(低血糖/痙攣/脳症など、後遺症に至る症例報告もあり9)
経口フルオロキノロン系抗菌薬の投与リスク
高齢者/動脈硬化性疾患/コラーゲン異常症などを有する患者への投与により大動脈瘤/大動脈解離リスク増大。
経口マクロライド系抗菌薬の投与リスク10)11)
心血管系疾患の患者へのアジスロマイシン投与により心血管系死亡リスク約3倍、クラリスロマイシン投与により心血管系死亡リスク増加。
「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン(2023-2027)」では、2020年の水準から2027年までに人口1000人あたりに1日抗菌薬使用量を15%減少、経口第3世代セファロスポリン系抗菌薬40%減少、経口フルオロキノロン系抗菌薬30%減少、経口マクロライド系抗菌薬25%減少を成果指標2)としています。
参考文献
2)Tsuzuki S, et al : National trend of blood-stream infection attributable deaths caused by Staphylococcus aureus
and Escherichia coli in Japan. J Infect Chemother 26(4): 367―371, 2020.
8)医薬品医療機器総合機構PMDAからの注意喚起 https://www.pmda.go.jp/files/000143929.pdf
9)Lee CC, et al. Oral fluoroquinolone and the risk of aortic dissection. J Am Coll Cardiol. 2018;72:1369-78.
10)Azithromycin and the Risk of Cardiovascular Death:Wayne A. Ray, Ph.D., Katherine T. Murray, M.D., Kathi Hall, B.S., et al.N Engl J Med 366:1881-1890,2012
11)Winkel P, et al. Clarithromycin for stable coronary heart disease increases all-cause and cardiovascular mortality and cerebrovascular morbidity over 10years in the CLARICOR randomised, blinded clinical trial. Int J Cardiol. 2015 Mar 1;182:459-65.
and Escherichia coli in Japan. J Infect Chemother 26(4): 367―371, 2020.
8)医薬品医療機器総合機構PMDAからの注意喚起 https://www.pmda.go.jp/files/000143929.pdf
9)Lee CC, et al. Oral fluoroquinolone and the risk of aortic dissection. J Am Coll Cardiol. 2018;72:1369-78.
10)Azithromycin and the Risk of Cardiovascular Death:Wayne A. Ray, Ph.D., Katherine T. Murray, M.D., Kathi Hall, B.S., et al.N Engl J Med 366:1881-1890,2012
11)Winkel P, et al. Clarithromycin for stable coronary heart disease increases all-cause and cardiovascular mortality and cerebrovascular morbidity over 10years in the CLARICOR randomised, blinded clinical trial. Int J Cardiol. 2015 Mar 1;182:459-65.
タイトルとURLをコピーする
この記事をシェアする
プライマリ・ケアのための感染症情報サイト
- 感染症診療の
原則 疾患別(プライマリ・
ケア医が診る感染症)現在流行している
感染症情報症状
感染症の検査
感染症の治療
薬剤耐性対策(AMR)
- 診療場面による感染症
感染症予防と対策
- 感染対策事例
外国人診療
海外渡航
気候変動と感染症
リンク
- 一般の方へ